口に匂いがある
ブラッシングの習慣づけを
◆原因:ご飯を食べた残りカスや唾液によって、歯の表面に「歯垢」が溜まります。それを放置しておくと固まってしまい、「歯石」になります。
「歯垢」「歯石」には細菌が集まりますので、発酵分解されて、口が臭ってきます。
◆症状:歯についた歯垢や歯石を放置しておくと、「歯肉炎」になります。
歯肉が脹れて出血しやすくなったり、冷たい水がしみたり、歯がグラグラになって抜けてしまったり、硬いものが噛めなくなってきます。
◆予防:まずは、日々の予防が大切になります。子犬の頃からブラッシングの習慣をつけましょう。硬いドライフードを食べることにより、歯石が付きにくくなります。
また、歯垢を付きにくくする「噛むおもちゃ」も市販されています。
◆治療:薬を飲んで歯肉の炎症を少なくします。歯ブラシでのブラッシングでも取れない歯石は、全身麻酔をかけてきれいに取り除くことも必要になります。
歯石を取り除いた後は、再び付着しないように、ブラッシングの習慣が必要になります。
◆ブラッシング:いきなり、「さぁ、今日から歯を磨きましょう♪」と言ってもワンちゃんは嫌がるでしょうから、順を追ってステップアップしていきましょう。
1:口の中に何か入れても嫌がらないようにします。ワンちゃんがご飯を食べ終わってリラックスしているときに、飼い主さんがワンちゃんをなぜている合間に、
ワンちゃんの口の横から指を入れてみます。嫌がったらやめてください。怒って噛まれないように。それを毎日繰り返し行い、慣れさせてください。
2:次に、指にガーゼやタオルを巻いて動かしてみます。これだけでも大分、歯垢が落ちます。これを毎日繰り返し行い、慣れさせてください。
3:犬用の歯ブラシに変えてみます。
4:犬用の歯磨き粉や犬用の歯ブラシも市販されています。犬用の歯ブラシは、幼児用の歯ブラシで代用できることがあります。
人間用のマウスウォッシュ液は刺激が強すぎますので、絶対に使用しないでください。