乳腺腫瘍
早めの避妊手術で予防
◆原因:はっきりとした原因は不明ですが、高齢になったワンちゃんで、女性ホルモンに関係して起きます。
◆症状:乳腺のところに「しこり」が見られます。大きさや形、硬さも様々です。乳頭から血液様の分泌液や膿がでることもあります。
悪性の場合は、しこりに熱を持ったり、短期間に大きくなり破け出血します。肝臓や肺に転移することもあります。
◆予防:将来、子犬を生ませる予定がないのであれば、若いうちに避妊手術をしてしまうのが良いでしょう。
特に、初回発情前に手術をしてしまうと乳腺腫瘍の発生率が低下するといわれています。
◆治療:腫瘍の種類や場所、大きさ、年齢、転移の有無を考慮しながら、外科手術が必要になります。
手術後も定期的に診察をして、経過を観察していきます。