下部尿路疾患(FLUTD)
おしっこはちゃんと出ていますか?
猫の泌尿器にかかわる様々な病気を総称して下部尿路疾患(FLUTD)といいます。
代表的なものには、尿石症(ストラバイト尿石症、シュウ酸カルシウム尿石症)があります。尿石症以外では尿路感染症、腫瘍などがあります。
尿石症は2~6歳齢に多く発生します。肥満気味の猫はそうでない猫に比べ、尿石症のリスクが高まります。
オス猫は尿道が細いため、尿石症による閉塞が起こりやすくなります。再発率は30~70%と高く、発生後の食事管理が重要となります。
原因
肥満、運動不足、飲水量の低下、排尿回数の減少といったものがあります。尿石症には以下のタイプがあります。
・ストラバイト尿石症:尿のアルカリ化、マグネシウムの過剰摂取が原因です。
・シュウ酸カルシウム尿石:尿の酸性化、マグネシウム不足が原因です。
症状
肥よくある症状としては排尿痛、頻尿、血尿があります。結石ができやすい場所は膀胱と尿道です。
・膀胱内に結石ができた場合:膀胱炎を併発し、頻尿・血尿等の症状がみられます。
・尿道内に結石ができた場合:不完全または完全尿道閉塞を起こし、排尿痛、排尿困難の症状がみられます。
最悪の場合は尿毒症となり、死亡に至ります。
治療
肥満、運動不足、飲水量の低下、排尿回数の減少といったものがあります。尿石症には以下のタイプがあります。
・ストラバイト尿石症:尿のアルカリ化、マグネシウムの過剰摂取が原因です。
・シュウ酸カルシウム尿石:尿の酸性化、マグネシウム不足が原因です。
予防
予防食を与える、ストレスを減らす、肥満させない、トイレを清潔に保つことが大切です。